
手相も西洋式診断と東洋式の手相の見方の二通りに分かれるのですが、もっともポピュラーでよく使われているのは西洋式の手相になり、おそらくコンピューターの手相占いもそうだと思います。
西洋式手相の特徴は個人の個性や特徴を読み取ることに長けますし、東洋式の手相判断は五行をベースに健康などを見ていくことに適しているといえます。実際に中国に東洋医学を勉強にいった相談者から掌紋診病という中医学の本をお土産に頂きました。中には手相で健康に関する事象がいっぱい、中国語辞典片手に必死で解読しようとした経験があります。
よく聞かれることですが、どちらの手で見ていくのですか?の質問には、私はこう答えます。
手相は両手で見ていくのが基本、左手と右手を比べてみて線の違いをよく見ていきます。左右の手に刻まれている線のわずかな違いが実は重要な判断のポイントになっていくのですよ。。左右の手の相がまったく違っている方は、個性的な性格がミックスし合って、苦労性タイプかも知れませんね。
生命線(親指を内側に曲げたときにできる線)、頭脳線(手の平の中央あたりにあって横に流れている線)、感情線(手の平の上の方にあって小指の下から人差し指に向かう線)が三大主要線。それが手相占いの重要な線になってきます。じつは財運線や結婚線をあんずるより大切で、この線がしっかりしていれば財運も良縁も呼び寄せる力があります。最近の傾向は若い世代の方の方が生命線が弱くたどたどしい、どこに線があるのか解らない人が多いです。
逆に年配の方ほどしっかりした線をお持ちの方が多く、三大主要線や運命線までくっきり、苦労を乗り越えてきた生き方が手に現れていて思わずさすがとうなる方もいらっしゃいます。
手相を強くするにはどうしたら良いか・・一言で云えば『手をよく使う事』です。手は大脳に直結していますから、自分で考えて自分で動く
、決めたことは最後までやり通すそういうねばり強さが強くしていってくれますよ。
手相が備わっているのは動物の中でも、人とチンパンジーやオラウータンなど猿類に限られています。つまり頭脳が発達し手をもっとも有効的に使える生き物に与えられたものです。
100人いたら100通りの掌があり、手の厚み、丘のふくらみ、色、指の長さ、そのほかの細かい線、そして手相は変わってくる、その変化を読み取っていかなければ正確に当てることは難しいのではないかと思います。やはり占いはオンリー・ワンでオーダーメイド、と思いながら造幣局の桜並木を後にしました。